【鉄道業界インサイド】トイレ設置、着席機会増加も… JR中央線グリーン車導入に潜むリスク【枝久保達也】
5月末からJR中央線快速でトイレを設置した車両の運行が始まった。東京駅から高尾駅までは中央特快を利用しても約1時間、大月駅まで乗り入れる一部の列車では乗車時間は最長1時間40分を超えるため、トイレ設置を歓迎する利用者も多いだろう。ただし、トイレが設置された列車でもまだ使用することはできない。使用開始は車両基地に汚物処理施設が設置される今年度末以降で、また58編成全ての編成にトイレの設置が完了するのは2023年度の予定だから、当面はトイレのある列車とない列車が混在することになるので注意が必要だ。