日産連合“カリスマ”退場で打撃必至 ゴーン氏逮捕、3社をまとめる扇の要失う
日産自動車とフランスの自動車大手ルノー、三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン氏の不正行為が、3社の経営に計り知れない打撃を与えるのは必至だ。「カリスマ経営者」として知られるゴーン氏は、3社をまとめる“扇の要”で、ルノーを通したフランス政府による日産への経営介入にも防波堤としての役割を果たしてきた。日産が解職方針を発表したように、ゴーン氏が3社の役職を離れるのは不可避の情勢。3社連合の“崩壊”や新たな業界再編につながる可能性もある。