伝統の技を継承 大松染工場社長 中條隆一さん 墨田区
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「ものづくり」の街として発展してきた墨田区には、伝統の技を継承する職人が多い。「大松染工場」(同区八広)では、江戸時代から受け継がれてきた手作業にこだわり、着物の一種である「江戸小紋」と「江戸更紗(さらさ)」を染め上げている。着物を取り巻く環境は様代りし、職人も減る一方だが、2代目で社長の中條隆一さん(77)は「時代ごとの流行をくみ取り、歯を食いしばって続けていきたい」と意気込む。