JERAと大阪ガスの米LNG事業が開始
東京電力ホールディングスと中部電力の燃料・火力発電事業を統合したJERA(東京)と大阪ガスは10日、共同で進めてきた米国での液化天然ガス(LNG)プロジェクト「フリーポート第1系列」が商業運転を始めたと発表した。今後20年間にわたって、両社がそれぞれ年間232万トンのLNGを引き取る。この事業は米国のガスパイプラインを通じて調達した天然ガスやシェールガスなどをテキサス州フリーポート市に新設した設備で、液化し、LNGとして輸出するもの。2014年10月の最終投資決定から約5年で、商業運転に至った。両社がともに6億ドル(約650億円)を投じた。