能で描く悲劇の王妃、パリで今秋初上演へ
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フランス革命に散った悲劇の王妃マリー・アントワネット(1755~93年)。その数奇な運命を日本の伝統芸能の能楽で描いた作品が今秋、パリで初めて上演されることが2日、分かった。アントワネットを演じる観世流シテ方で人間国宝の梅若実玄祥(うめわかみのるげんしょう)さん(71)は「日本人が思うアントワネットを能で演じることで、フランスの人たちがどんな反応を示すか感じ取ってきたい」と話している。