特殊陶業、米社の酸素濃縮装置事業を150億円で買収
日本特殊陶業は2日、米資源大手チャートインダストリーズから、呼吸器系疾患の患者が使う吸入器など医療用の酸素濃縮装置事業を1億3350万ドル(約150億円)で買収すると発表した。チャート社傘下で同事業を手掛ける米英中の3企業の全株式を12月に取得する。日本特殊陶業は国内で吸入器を製造、販売。呼吸器系疾患は大気汚染などの影響で世界的に増加傾向にあり、海外へ販路を拡大する。3社の売上高は2017年12月期で計約160億円。日本特殊陶業の医療事業の売上高は現在約20億円で、数年後に約220億円に増やす方針だ。