日立システムズ、生鮮品流通サービス 総額100億円引き上げへ
日立システムズ(東京都品川区)は、食品スーパーなどの小売業者や食品製造業者向け「青果サプライチェーンサービス」の提供を始めた。6月の卸売市場法改正などによる生鮮品の流通制約緩和に対応。生鮮品の納期短縮や仕入れコストの低減、トレーサビリティー管理を支援する新たな流通ルートの創出を目指す。同社とパートナーシップ関係にある生産者や青果コーディネーターと流通・食品業者を市場を介さずにサプライチェーンで結ぶもので、まずスーパーのカネスエ(愛知県一宮市)に提供する。2021年度末には同事業の流通総額を100億円にまで引き上げたい考えだ。