【eco最前線を聞く】染めQテクノロジィ 新型防さび塗料で鉛害を封じ込め
独自のナノテク技術を生かし、密着性や耐久力に優れた塗料の開発を手掛ける「染めQテクノロジィ」(茨城県五霞町)は、新型の防さび塗料を開発した。橋梁(きょうりょう)など社会インフラの長寿命化には表面の塗り替えが不可欠で、事前にさびた部分を削り取るケレンという下地処理が必要となるが、この塗料を使うと一連の作業が不要。さびに含まれた有害の鉛を封じる点が売り物だ。菱木貞夫社長は「地球環境のためにも新型塗料の普及によってケレンをなくしていきたい」と強調する。