ALS事件で起訴の医師ら逮捕 「遺体なき殺人」難しい立証
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ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者への嘱託殺人容疑で大久保愉一(よしかず)(43)と山本直樹(43)の両容疑者を逮捕してから10カ月。京都府警は新たに山本容疑者の父親、靖さん=当時(77)=を殺害したとして、両容疑者と山本容疑者の母親の淳子容疑者(76)の計3人を逮捕した。だが、靖さんの遺体は死亡した10年前には、検視や司法解剖がされなかった。犯行に直結する証拠は乏しいとみられ、「遺体なき殺人」の立証には高い壁が立ちはだかる。