名伯楽・小出義雄監督が、教員時代の教え子に遺した言葉
小出義雄、享年80歳。平成日本の陸上競技界を代表する名伯楽と言っていいだろう。
有森裕子(バルセロナ五輪銀メダル、アトランタ五輪銀メダル)、高橋尚子(シドニー五輪金メダル)。彼の元にやってくるまでは、まったく無名だったランナーを五輪メダリストにまで育て上げたのだ。
小出は、あの長嶋茂雄と同じ千葉県佐倉市に生まれ、なによりも「かけっこ」を愛し、体育教師となった。長嶋の母校である佐倉高校の教員時代の教え子である黒田順子氏は、その後、テレビ業界に身をおき、取材をきっかけに小出と再会した。それから、人生の転機の度に、小出に相談にのってもらったという。