【データで読む】ベトナム 高齢化を見据え社会保障改革へ
ベトナムは、国民の平均年齢が20代後半と若く、勤勉さや教育水準の高さに由来する質の高い労働力を原動力に、6%台の安定した経済成長を続けている。しかし、1980年代から子供の数を2人以下に制限するいわゆる「二人っ子政策」を続けてきたことや生活水準の向上に伴う長寿化もあり、今後、高齢化が急速に進む。65歳以上の高齢者が人口の7%を超えると高齢化社会とされるが、ベトナムでは、2020年にも高齢化社会に突入し、その後も急速に高齢化が進む見通しである。