【回顧２０１８】トランプ氏、高関税乱発「もろ刃の剣」

■米国第一の「ごり押し通商外交」　　「米国第一主義」のトランプ大統領は高い関税を振りかざして一方的に譲歩を迫る「ごり押し通商外交」を展開してきた。製造業の米国回帰を狙って北米自由貿易協定（ＮＡＦＴＡ）を見直し、巨額貿易赤字の縮小を目指して中国や日本などと協議を進める。ただ高関税の乱発は世界経済に影を落としており、貿易摩擦をいとわないトランプ氏の交渉術は米国にも跳ね返る「もろ刃の剣」だ。